【出産後の悩み】産褥期に気になるカラダの変化&不安や心配事「抜け毛がひどいやばい!会陰切開の傷で痔or便秘に…尿漏れやセックスの開始時期や出血について、など」
生後51日です。順調に成長を続ける赤ちゃんですが、ふと妻のことを思うと約280日間も赤ちゃんをお腹の中で育てつつ帝王切開という大仕事を終えたんだなと物思いにふける瞬間が有りました。
しかし出産をおえれば、産前の生活に直ぐに元通りというわけではありませんね。カラダが産前の状態に戻るまでには6週間から8週間もの時間が必要と知りました。
まだま産褥期は続いているわけで、妻への配慮も私としては継続して行う必要があります。
そこで今回は出産後の悩みについてまとめてみました。特に産後の抜け毛や、体型などは気になるところではないでしょうか。
赤ちゃん密着24時(生後51日)
生後50日です。この日は夜にまったく寝てくれず早朝の5時から7時にかけて2時間ほどの睡眠となりました。
昼間も全然寝れていないので、睡眠不足が気になります。
しかし顔色も良いですし、オッパイもミルクもよく飲んで元気いっぱいに泣き叫ぶので問題ないかなと思っています。
時間 | 尿 | 便 | 授乳 | その他 |
---|---|---|---|---|
0時 | 1回 | ミルク80cc | ||
1時 | 1回 | 1回 | ||
2時 | 1回 | |||
3時 | 2回 | 1回 | ミルク80cc | |
4時 | ||||
5時 | ||||
6時 | ||||
7時 | 1回 | 1回 | ||
8時 | 1回 | 1回 | ミルク80cc | |
9時 | 1回 | |||
10時 | ||||
11時 | 3回 | 1回 | ミルク60cc | |
12時 | 1回 | |||
13時 | 1回 | 1回 | ミルク60cc | |
14時 | 1回 | |||
15時 | ||||
16時 | 1回 | 1回 | ||
17時 | 1回 | ミルク60cc | ||
18時 | 1回 | |||
19時 | 1回 | 1回 | ||
20時 | 4回 | 2回 | ミルク60cc | |
21時 | 1回 | 1回 | お風呂 | |
22時 | 1回 | |||
23時 | 1回 | 1回 | ||
合計 | 18回 | 3回 | 12回 | 体重4,050g(前日比±0)【睡眠】約4時間 【体温】37.1度 ミルク480cc |
産後に気をつけたいこと
子宮は赤ちゃんが外に出ていった直後から収縮を開始します。出産すると子宮内壁は胎盤がはがれてむき出しの状態になっています。
収縮をすることで出血を最小限に抑えることが出来ているのです。
しかし、収縮がうまくいかないケースもあります。その場合は弛緩出血という大出血をおこしてしまう可能性があります。
これは生命にもかかわる出血となってしまう場合があります。
そのため出産後の2時間程度は安静にして、状態のチェックを受ける必要があるのです。
悪露について
産後すぐから子宮から出血することを悪露といいます。
漢字2文字で悪という字がはいっていることから悪いイメージをもたれるかもしれません。
でも悪露は出産をした人だれにでも当てはまるごく自然なことです。
悪露は剥がれ落ちた子宮内膜や胎盤があったあとや、産道の傷跡からの分泌物がまじったものです。
出産直後はとくに悪露の量も多く、赤い色をしています。
産後1ヶ月以上たっても悪露が出続けている場合は、子宮の回復が順調にいっていない可能性もあります。
分娩後にかかわる病気について
分娩によって傷ついてしまった産道から炎症がひろがり、発熱する産褥熱というものがあります。
また、尿路感染症からおこる腎盂腎炎も高熱を発することがあります。
上記は抗生剤の投与により命にかかわる病気ではありません。
その他に母乳の出が良い方は乳腺炎にかかってしまい発熱することがあります。
分娩後の病気としては稀ですが、足の血栓が肺の静脈にながれて肺機能を停止させてしまう肺塞栓というものもあります。
これは、帝王切開などで術後も長時間横になったままの状態が原因で起こる場合があります。
歩行の許可がでたら早めにトイレなどへ行ってみるなど、少しずつ動くようにしてみましょう。
ちなみに妻は帝王切開で出産をしましたが、術後1日目で自らの意志であるくよう努めていました。
傷は痛むだろうしカラダには管が刺さっていて大変そうでしたが、意味のある行動だったということですね。
母体への配慮
産後に大きくなった子宮は、約12時間でおへそのあたりまで収縮していきます。
そして徐々にペースダウンして小さくなっていきます。
子宮はおよそ1ヶ月程度で元の大きさに戻りますが、収縮する際には陣痛に似た痛みが伴うことがあります。
これを「後陣痛」とよんでいます。後陣痛は初産婦より経産婦のほうが、より痛みが強いともいわれています。
そして会陰切開をした傷も痛むことがあるでしょう。
その他、赤ちゃんもまだ授乳に慣れていないため乳首も痛みがともないます。
分娩時に広がったり伸びたままの靭帯や骨盤も心配です。
いきみすぎていたら痔になってしまったというケースも有るかと思います。
それに陣痛の痛みに集中するばかりに、からだの痛みに気づいておらず産後になって身体のあちこちが痛いということに気づくこともあるでしょう。
家族や、親族の悪気のない気遣いの言葉もかえってストレスになってしまう場合もあります。
人によっては妊娠中よりも、出産後の方が体調が悪くて仕方がないというケースも少なからず存在します。
「出産が終わったらもう安心ね」「あとは赤ちゃんのことだけに集中して頑張って!」という言葉が不安を助長させてしまうこともあります。
出産を経験した多くの女性が産後すぐから涙もろくなったり、今後の子育てについて不安を感じて憂鬱な気分になるといった「マタニティブルー」を経験します。
マタニティブルーは産後のホルモンバランスの乱れが原因のひとつと考えられています。
まわりは赤ちゃんが生まれてホッとしているかもしれませんが、お母さんの心と身体は未だ本調子ではないかもしれないということを理解してあげましょう。
何気ない一言が不安を助長させてしまうかもしれない。根拠のない励ましや根性論で追い詰めるようなことだけはしないよう心がけましょう。
水分や鉄分の補給を忘れずに!
ご存知の通り分娩時には出血をともないます。悪露にもまだ赤みをおびていることでしょう。
しかもお腹の中で赤ちゃんを守り育てており栄養バランスや体力の面でもまだ心配がのこります。
産後の時期はとくに鉄分の補給を心がけましょう。
そして体力の回復と母乳を飲む赤ちゃんの栄養のために、バランスの良い食生活をおくることも重要です。
これまでに便秘などの経験がない方でも出産後に便秘になったというケースは少なくありません。
会陰切開の傷口をかばうあまりに、排便をすることを恐れてしまい心理的な要因で便秘になることもあります。
心理的な影響でないにしろ、赤ちゃんに授乳するためには水分を多く摂る必要もあります。
食生活でも繊維を多く含む食材を選ぶなど工夫をすることで便秘にならないよう気をつけましょう。
また、授乳中であることを念頭に漢方薬であっても便秘薬を服用する場合は病院に相談するなどしてください。
産後の抜け毛がひどい・・・
早い人は出産直後から抜け毛が増えて髪が薄くなったのではと感じる方もいるかもしれません。
妻の場合はだいたい産後3ヶ月くらいで抜け毛がやばいと私に訴えてきましたので、個人差はあるかと思います。
産後の抜け毛の原因は様々で、ホルモンバランスの変化により髪が抜けやすくなってしまうということもあります。
また、慣れない育児への不安がストレスとなり睡眠不足も重なって抜け毛に現れる場合もあるでしょう。
特別な治療は必要ないとされていますが、シャンプーなど髪を洗ったあとにトリートメントをしっかりするなどケアは言うまでもありません。
その他に頭皮をマッサージして血行をよくしたり、なかなか時間は取れないかもしれませんが場合によっては日頃から髪の手入れに気をつける必要もあります。
食事の面でも栄養バランスを考えたり、周囲の協力で眠る時間を確保するなどして普段を生活を徐々にとりもどしていけば産後半年くらいで抜け毛はおさまってくるとされています。
会陰切開の傷がしみる・・・
主に排尿時などに会陰切開の傷がしみてしまい、痛みを感じることがあるかもしれません。
また排便時には力んでしまうことで傷が開いてしまいそうで不安になることもあります。
会陰切開の傷は縫合しますが、産後約1週間程度でほぼ回復します。
あわせて病院を退院する際には傷の具合もチェックしていることと思われます。
排尿時の耐えるのが難しいくらい痛みがある場合は、感染を疑うことも考えておきましょう。
気になるようであれば病院に相談してみてください。
出産後に排便をすることを恐れてしまうのは仕方のないことです。
でも排便時のいきみ程度では傷は開くことは考えられません。
痛みを恐れるあまり、排尿を我慢すると膀胱炎になってしまいます。
排便も我慢してしまうことで便秘になることもあります。
傷があるので怖がることは理解できますが、傷が開くことは殆どありませんので少しずつでもトイレに行くようにしましょう。
お産で便秘や痔がひどくなってしまった
妊娠中から下半身が圧迫されることで血流が悪くなり、便秘を経験されている方もいるかもしれません。
そして出産の時には、いきみが原因で痔になったり脱肛になるケースもあります。
産後の会陰切開で傷が痛むことからトイレを我慢しがちになって便秘をさらに悪化させることもあります。さらに痔も悪化することにも繋がります。
授乳により水分が不足しがちになることも要因としてあげられます。
まず出来ることとして食生活から改善してみましょう。
海藻類や豆類など食物繊維が豊富な食材と摂ることを心がけて、まずは便秘を解消することからしてみて下さい。
食生活でも改善しない場合は薬の服用も考える必要があります。排便後はウォシュレットのお湯でオシリを洗うようにすると痛みも和らぐでしょう。
それでも便秘や痔がなおらず困っている場合は病院へ相談するようにしてみましょう。
笑ったりクシャミをすると尿が漏れる
妊娠前から尿漏れに悩んでいる方もいたかもしれませんが、産後すぐにもクシャミや声をだして笑った拍子に尿がもれることを経験される方が多くいます。
これは妊娠と出産で子宮や膀胱を支えるための骨盤底筋が緩んでしまうことに起因します。
骨盤底筋が緩むことで尿道が締まりにくくなり尿漏れがおきるのです。
尿漏れに悩む場合は骨盤底筋を引き締める運動をすると良いでしょう。
やり方は直立して肛門をギュッと何度も引き締める、緩ませるを繰り返します。
また、排尿を途中で止めるような訓練を病院から勧められることもあります。
セックスはいつから開始出来る?
赤ちゃんの1ヶ月健診が終わる頃には、病院の方から普通の生活にもどっても良いと言われたりストレートに性交しても問題ないと言われると思います。
うちの場合もそうですがお互い赤ちゃんのお世話で睡眠不足もあり、そんな気分ではないという夫婦も多いのではないでしょうか。
中には旦那さんの要求に答えたいが疲れてそれどころではないというお母さんも気に留めて夫婦関係もギクシャクというケースもあります。
通常は産後の性生活について夫と妻の意識には違いがあると言われています。
出産という大イベントで疲弊したお母さんは、まだ1ヶ月しか経っていません。
夜中というか一晩中ずっと赤ちゃんの授乳に追われている状態です。
一方妊娠中からずっと禁欲生活をしていた夫は、出産を気に夫婦生活のすれ違いを感じているかもしれません。
そのままセックスレスになってしまったという夫婦も少なくないでしょう。
産後のセックスは女性にとって会陰切開の傷や膣が緩んでいるのではないかと心配が伴います。
体型も崩れており嫌われてしまうのではないかと悩んでいる場合もあります。
これらはデリケートな部分ですので身体だけでなく心理的にも配慮をして傷の経過をみることも大切でしょう。
膣の緩みについては弾力性に長けているので産後1ヶ月くらいでもとに戻ることがほとんどです。
不安を感じるようであればはじめのうちは挿入せずにお互いの肌を触れ合う程度からはじめるのも良いことです。
心も身体もリラックスして不安を取り除くことから始めれば膣内も潤ってきますし、痛みによる不安も取り除くことが出来るでしょう。
それに暫くの間は赤ちゃんも絶えず泣いているような状態です。なかなか出産前のようにはいきません。
お互いにコミュニケーションとしてセックスを大切にしようという気持ちがあれば、いずれまた楽しめることができると焦らず待ちましょう。
夫婦なのでお互いに思いやりを持って接する努力が必要ということですね。
お風呂はいつから入れる?
出産後の楽しみとしてゆっくりと湯船にはいって疲れをとりたいと思う方はたくさんいるかと思います。
入院中からシャワー生活が続いてなかなか日々の疲れが取れにくくなっているのではないでしょうか。
出産後の生活については入院している病院の方針により意見も違ってくることですので、いつから可能と一概には言うことは出来ません。
場合によっては退院後すぐに入浴が可能と言われる方もいます。1ヶ月健診後の際に入っても構わないと言われることもあります。
しかし産後の体調は人それぞれで変わってきます。自然分娩の方もいれば、帝王切開で出産した方もいるでしょう。
一般的には経過も順調であれば感染予防のためにも、1ヶ月健診を目安に湯船にはいることを考えるのが安心とされています。
産前の体型にもどりたい!
体型や体重の悩みは産後の女性にとって最も心配な要素のひとつかと思います。
授乳をしているので体重は戻ってきているが、ウエストのくびれなど体型の一部がもとに戻らないと心配している方も多いことでしょう。
これら産後の女性に共通する悩みは残念ながら自然に元にもどることは考えにくいことです。
妊娠中に緩んだ筋肉は、産後の努力なしでは元に戻らないと思っていて下さい。
体型をもとに戻すために産後1ヶ月までに自身の体調と相談しながら、産褥体操というものを病院からも勧められるかもしれません。
そして1ヶ月を過ぎたあたりではシェイプアップ体操を体調に気をつけながら毎日おこなうことを目標に続けます。
産後半年くらいまではお腹の筋肉も体型を取り戻そうとする力をもっている状態です。
腹筋を鍛えることでも体型を取り戻している方もいます。継続は力なりと認識して諦めず続けてみて下さい。
産褥体操
出産後の1日目から1週間を目安に、緩んだお腹や骨盤底を引き締めて膣や会陰そして子宮を回復させる運動をします。
つま先と膝を伸ばしながら息を吸い両足を肩幅程度に開き、息を吐きながら両足を閉じるといった動作を5回程度繰り返します。
産後1週間から1ヶ月までを目安に、腹筋と骨盤の緩みを回復するための運動を行います。
背中を床につけた状態で寝転び、片膝をお腹の前で両手でかかえこみます。そして抱えた膝を胸のあたりまで引き上げます。
さらに膝を抱えたままの状態で膝と自身の額が合うように頭を近づける動作を、左右5回ほど繰り返します。
シェイプアップ体操
手の平を床につけた状態で大の字で床に寝転びます。腕と両足を開いて片足をそのまま膝をのばしつつ上にあげて、上体と足で90度の状態を作ります。
今度はそのまま上げた足を下ろしながら真横にたおします。足が床についたらそのまま90度の状態にする動作を左右5回ほど繰り返します。
この動作で下半身をひねることによりウエストのくびれを作ることが期待できます。
生後51日のまとめ
生後50日を超えて、今回は妻の産後の身体についてどんな状況であるか自分なりに調べたものをまとめてみました。
考えてみると子育てほど創造的なものはありませんね。ひとりの赤ちゃんが泣くことしかできない状態から、歩きだして社会へ進出するまでを一番身近で関わることができます。
きっと楽しいことばかりではないでしょうが、私は妻と赤ちゃんに一番近い存在であるため2人が育て育たれる楽しめる環境を用意してあげたいと考えています。
お世話をすることは大変ですが時間はあっというまに過ぎていきます。これは赤ちゃんに集中しているからこそ時間が短く感じるのでしょう。
子育てに集中させてあげることは回りの人の理解も大切ですね。できるだけ「楽しくない」「ツライ」と思ってほしくないです。
自分も大変になったら迷わず回りに助けを求めようと思ってます。地域の子育て支援もフル活用しながら私も「母性」を育んでいきます。
自信をもって赤ちゃんを社会へ送り出せるように夫婦で子育てを続けようと胸に刻みました。・・・そんな私は無職ですけどね!w