【帝王切開&高齢出産】術後1日目!「おっぱい出たけど飲ませられなくて妻号泣…痛み止めの嵐で苦しむ中での初めてのミルク☆」
前日に帝王切開の手術を終えて無事に出産した妻と、新生児仮死という困難を乗り越えた息子に誇らしい気持ちを抱いていた私。
それと同時に「妻はちゃんと寝れているだろうか」「赤ちゃんは問題なく無事でいるだろうか」と、家に帰るとついつい心配になってしまいます。
この日も普段から寝坊助の私が、2日連続で早起きという有様です。なんと4時半に目が覚めてしまいました・・・。
病室での面会時間は午後1時からです。早く赤ちゃんに会いたくて仕方がありません。居ても立ってもいられず、何を思ったか起きて早々にお散歩にでかけました。
出生1日目の朝ということで全てが記念の何かに見えてきます。
高台めがけて散歩しながら2人が入院している病院を眺めて良い風景だなと思ったり、太陽が上がれば今日も素敵な空だなと感慨にふけってしまいます。
夏の蒸し暑さも忘れて、とても清々しい朝を過ごして家に戻ります。一体私は朝っぱらから何をしていたのでしょうかね。自分でも謎です。
赤ちゃん密着24時
体重は出生時よりも100グラムほど落ちました。
オシッコもウンチも数回したようです。妻によるとほとんど赤ちゃんは寝ている状態とのこと。
慣れないながらも夜通し授乳をがんばってくれたようです。おつかれさんだ。
※ 空欄の行は泣いているか、寝ている時間とおもってください。
※ 表示が見切れている場合はスワイプすることで確認することが可能です。
時間 | 尿 | 便 | 授乳 | その他 |
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0時 | 1回 | |||
1時 | 1回 | |||
2時 | 1回 | |||
3時 | ||||
4時 | ||||
5時 | ||||
6時 | ||||
7時 | 1回 | |||
8時 | ||||
9時 | 1回 | |||
10時 | ケイツーシロップ | |||
11時 | ||||
12時 | ||||
13時 | 1回 | |||
14時 | ||||
15時 | 1回 | |||
16時 | 1回 | 1回 | ||
17時 | 1回 | |||
18時 | ||||
19時 | ||||
20時 | ||||
21時 | 1回 | |||
22時 | 1回 | 1回 | ||
23時 | 1回 | |||
合計 | 2回 | 2回 | 9回 | 体重2,328g(前日比-110)【睡眠】約11時間 |
昨日撮影した写真や動画を鑑賞
早朝の散歩から家に戻っても落ち着かないので、昨日取った写真や動画を携帯で見まくります。
産まれたての赤ちゃんの鳴き声ってどうしてあんなに愛おしいのでしょうか。
録音もしたので鳴き声を何度も聞いていました。泣き終わる頃のかすれた声も大好きです。
落ち着くために撮影したものを鑑賞していたはずが更にソワソワしてきてしまいます。
朝ごはんや洗濯など、家のことをして気分を紛らわすことにしました。
「あ~早く会いたい」「面会時間まだかよ早く来いよ」とひとりでブツブツいっていました。
やっときた!面会時間だよ
掃除や洗濯など、家のことをしていたらあっという間に面会時間が近づいてきました。
この日も夜の8時まで傍にいてあげることができるので、早めに昼食をとって病院へと向かいます。
昨日は血圧計も装備していたように記憶していましたが、この日はベビーブレスという装置を装備していました。
入院中はずっとしているもののようです。呼吸が止まるなどして赤ちゃんに無体動が発生するとアラームで教えてくれるものです。
お腹あたりにテープで感知するものを貼り付けて、手のひらくらいの機械がずっとピコピコ動いています。
抱っこするときに邪魔だったりしますが仕方ありません。何も起きませんようにという気持ちしかありません。
赤ちゃんは心配をよそにぐっすり眠っていました。
帝王切開後の妻は痛み止めの嵐
一方、妻の様子はというと・・・。点滴は外れていましたが背中に管がささっており、一定時間で痛み止めが流される仕組みになっている機械をぶらさげていました。
それでも激痛がある場合は、手動で痛み止めが打てるようになっています。さらに錠剤の痛み止めも処方されていました。
麻酔から醒めで大分身体の感覚ももどってきたようでしたが、まだまだ傷が痛むようです。
案の定、夜はなかなか眠れなかったようです。
帝王切開だったので普通分娩よりは、悪露は少ないようです。でもパンツが悪露で汚れているので洗濯してほしいと頼まれました。
丁度、私も来たということで赤ちゃんと一緒に歩行の練習をしてみました。痛さがあるので支えがないと歩くのが難しい状態です。
ゆっくり少しずつ歩いてみます。病棟の廊下の端から端までを往復で歩いてみました。キツそうでしたがなんとか達成。
おっぱい出たけどあげられない
前日におっぱいチェックがあって、少しだけどおっぱいが出たので夜になって授乳をしてみたと妻から話がありました。
「初抱っこ先にいただいたよ」と嬉しそうに話していました。
でもうまくあげられなかったようです。夜にいっぱい泣いて疲れているのか、赤ちゃんはずっと寝ています。
妊娠中も、授乳のことは2人で調べて話はしてきました。はじめからうまく出来るわけはないので、焦らずのんびりいこうと話していました。
赤ちゃんのために、おっぱいが無理でもミルクを選択してあげようという話もしていました。
でも、実際に赤ちゃんを目の前にしてしまうとどうしても母乳であげてみたいという気持ちが強くなってしまうようでした。母性が炸裂しているようですね。
ミルクの説明を受けて妻が号泣
看護師さんがきて、赤ちゃんのことを説明してくれました。産後は赤ちゃんの栄養は1日~2日はおっぱいを口にしなくても大丈夫とのこと。
でも、でもうちの子は体重がすくなめなので減り方によってはミルクも検討していきたいところであると言われました。
幸い妻は母乳が出ているので、出ないにしてもまずは母乳を吸わせて慣れさせたところで少量のミルクから始めてみましょうと提案してくれました。
看護師さんが説明を終えて病室を出ると、思いつめてしまったのか妻が号泣してしまいました。
頭ではわかっていても自身としては母乳であげたいと思ってしまうようです。
お互い少しずつ慣れて、うまく出来たら母乳であげられるようになればいいねと話しました。それまで少しミルクで練習してみようということで落ち着きました。
冷静になって考えると妻はまだ出産して1日目です。真面目な性格が災いして色々と思いつめてしまうこともありますが、急にアレコレ出来るなんてありえません。
のんびり楽しくやってほしいと、ゆっくりそれに気づいてもらえれば良いかなと私は思っていました。
思いつめてしまうのは赤ちゃんのためを思ってですから、それに関しても愛おしいがゆえのことでしょう。安心して良いのかなとも思いました。
妻が号泣している時にタイミング悪く、助産師さんがはいってきて気まずい雰囲気に。
あとで妻は、私になんか言われたの?と心配されて気が紛れたと言っていました。(誤解はといてくれたのだろうか・・・
初めてのミルク
妻が助産師さんからミルクのあげかたを教わっていたら、丁度のタイミングで赤ちゃんがぐずりはじめました。
ミルクの準備をしている間、私は赤ちゃんを抱っこしてあやします。なにげに初だっこでした。ヽ(゚∀。)ノウェーい
まずは、母乳から試して見るためおっぱいを柔らかくします。妻に赤ちゃんを託して私は見守ります。
赤ちゃんが大きく口を開いたところで、おっぱいに引き寄せます。結構なちからで吸い付いてくれたようです。
妻は痛そうな顔をしています。でも嬉しそうでもあります。ちゃんと赤ちゃんは吸ってくれたようです。
母乳は吸えていなくとも、その行為自体に意味があります。吸って体力をつけて、また吸って。赤ちゃんに必要な栄養がとれる量が補える体力をつけるのです。
ある程度満足したら、ミルクに切り替えます。ひざに赤ちゃんのお尻をのせて、頭を手で支えてあげます。椅子に座ったような形で飲ませてあげるんですね。
カップにはいったミルクの先端を上顎あたりに近づけて、ゆっくりとミルクを口に浸します。そうしたらチュパチュパとミルクを吸い始めました。
はじめはたった5ccからでしたが、ゆっくりと飲み干してくれました。
飲み終えたらゲップをさせてあげます。ミルクのときは空気も一緒に飲んでしまうので、あとで吐き戻しの原因になってしまうそうです。
背中をまっすぐさせてあげながら軽くポンポンと叩く前に・・・「ゲプぅ」とでましたw
助産師さんも「あらお上手」と褒めてくれました。こうして初めてのミルクとゲップは無事完了しました。
妻を見て気づいたこと
右足の浮腫がおさまった
妊娠中にずっと気にしていた右足の浮腫みが、この日はおさまっていました。
とくに散歩もできる状態ではないので運動して血流がよくなったとも思えません。
出産をして快方に向かっているのかもしれませんね。
まだちょっとお腹が出ている
出産をするとお腹のでっぱりが収まると思っていましたが、そうでもないようです。
お腹のでっぱりは徐々におさまっていくものだそうです。
いままでずっと膨らんでいたのでちょっと寂しい複雑な思いなのかもしれません。
食事は普通食に
食事は昼からスタートしたそうです。それまでは点滴でした。
お昼は消化に良いお粥で、夜からは普通に他の人とかわらない一般食を食べていました。
食欲も普通にあるようで安心しました。
睡眠不足
前の日の夜も1時間おきに赤ちゃんが泣いていたようでした。
夜に寝れていなかったので、私が昼に面会にいったときは寝てほしいと思いました。
でも隣の部屋の家族がうるさくてなかなか眠れず・・・。
なんと双子の子供と父親で面会にくるのです。子供は普通にギャンギャン騒いで泣いてとにかく騒がしい。
ちょっと気遣ってくれればいいのになあと思いつつ、赤ちゃんに会わせたいという気持ちもあることでしょうから仕方がないことなのでしょうかね。
シャンプーですっきり
まだ身体を洗うことはできませんが、頭を洗うことが出来たそうです。
自分で洗うことができないので看護師さんに補助してもらったと言っていました。
シャンプーまでしてくれるんですね。ほんと病院のスタッフの皆様には、ただただ頭が下がります。
朝から晩までお世話をしていただき感謝しかありません。
恐怖の注射タイム
次の日に血液の凝固をふせぐために注射があると告げられたそうです。
痛いのが苦手な妻はちょっと怖がっていました。でも、なんでも度を超えて怖がっているのでいつも実際は大したことなかったということが多いです。
赤ちゃんを見て気づいたこと
うんちとオシッコ
授乳表というものがあって、そこには便と尿の欄があります。
見てみるとまだよく出来ていないようでした。おっぱいもミルクも十分ではないのかもしれません。
これは今後も注意深く見守っていきたいです。
目を開けてギョロギョロ
まだ目が見えていないのでしょうが、目を開けて上を見たり横をみたり時には寄り目をしてみたりしています。
ぼんやりと何かが見えているのでしょうか。黒目も大きくて目を開けただけでこちらは嬉しく思えます。
聞こえている?
たまに赤ちゃんの鳴き声につられて泣き出すこともあるようです。
ということはちゃんと耳も聞こえているのかな?
積極的に話しかけてどういう反応をするのか見るだけでも楽しいひとときです。
色んな表情
うまれたてなのに色々な顔の表情もみせてくれます。
- 酸っぱそう表情
- シワをいっぱい寄せて苦そうな表情
- 笑ったような表情
- ただただポカーンとする
- 顔を真赤にさせて泣き叫ぶ
見ているとかなり多彩です。口をとがらせて目の周りにシワを寄せて、酸っぱいものでも食べたような表情をします。
苦いものを食べたような表情をするとおもったら、体全体で伸びをします。
実際には笑っていないのでしょうが、たまに広角をあげて笑ったような表情もします。目を見開いて口を開けてポカーンと呆れたような表情もします。
幸せそうに寝ていると思ったら、突然顔を真赤にさせて泣き叫びます。ほんと色々な表情をして楽しいです。
術後1日目のまとめ
おっぱいとミルクのことで妻は少しですが自問自答をしてしまいました。
おっぱいが出なくてもミルクで補うのは仕方ないと、出産前に話し合っていたにもかかわらずです。
妻は泣くほど悩んでしまったのかもしれませんが、私は赤ちゃんのことを真剣におもっている証拠と安心しました。
ミルクをあげて満足そうに眠る赤ちゃんをみて妻も平静を取り戻したようです。
帝王切開の傷の痛みもあるかもしれませんが、赤ちゃんにつきっきりで痛みどころではないようです。
入院生活もまだまだ続きます。新しいことだらけですが、とても楽しいです。
明日はどんなことが起こるのでしょうか。ワクワクがとまりません。