【帝王切開】退院19日目!新生児仮死「出産時の赤ちゃんの呼吸障害を振り返りゾッとした」(術後25日)

【新生児仮死とは】産声をあげない…「出産時の赤ちゃんの呼吸障害を振り返りゾッとした、胎便吸引症候群についても」(生後25日)

【新生児仮死とは】産声をあげない…「出産時の赤ちゃんの呼吸障害を振り返りゾッとした、胎便吸引症候群についても」

生後25日です。赤ちゃんはもうすぐ1ヶ月を迎えるわけですが、本当に元気でおっぱいもミルクもよく飲んでスクスク育っています。

他の赤ちゃんに比べるとまだ小さいですが、生後間もない頃と比べるとずいぶん大きくなりました。
なんだか感慨深いですが出産の頃を思い返して「新生児仮死」という聞き慣れないワードを病院の先生から突きつけられポカーンとしたことを思い出しました。

とにかく産まれた時は呼吸をしてなくて、帝王切開の執刀医の先生方の懸命の処置で息を吹き返したということを聞きました。
それ以上は自分でもあまり深くは新生児仮死という状態について調べませんでしたが、あらためて調べてみると大変危険な状態であったということを知りゾッとしました。

今回は新生児仮死という状態がどんなものであるのか、そして後遺症など赤ちゃんにあたえる影響などについてまとめてみました。

↓ 出産時の状況については既に記事がありますのでご興味があったら以下を御覧ください。

赤ちゃん密着24時(生後25日)

まだまだ授乳地獄は続いています。以前に助産師さんからのアドバイスで授乳間隔をあけて母乳の出を促進してみようというのがあって実践中です。
ミルクの量も50ccから40ccに減らして授乳の回数を意識的にふやしています。赤ちゃんに母乳をより吸ってもらえるように、ミルクの間隔は3時間から4時間にしています。

しかしこの作戦は大失敗です。赤ちゃんがめちゃめちゃ泣きます。
お世話をする我々も寝れたものじゃありません。事実まったく寝れていません。

妻と私は後にこの頃を振り返り、あれは失敗だったとお互い反省しました。
助産師さんのアドバイスを全て鵜呑みにしてはいけないということですね。

アドバイスに聞く耳はもつが、赤ちゃんの状況を冷静に観察して臨機応変にお世話をしていくべきだという結論に達しました。

寝れないし、赤ちゃんも体重へるしで大変でした。この頃は、ほんと辛かった・・・w

※ 空欄の行は泣いているか、寝ている時間とおもってください。
※ 表示が見切れている場合はスワイプすることで確認することが可能です。

時間 尿 便 授乳 その他
0時 1回 1回 ミルク40cc
1時 2回      
2時 1回
3時 1回   1回
4時 1回 1回 ミルク40cc
5時 1回 1回
6時 1回  
7時 1回
8時 1回 1回 お風呂
9時 1回 ミルク40cc
10時
11時 1回
12時 1回 1回
13時 1回 ミルク40cc
14時 1回   1回
15時 1回   1回  
16時    
17時 1回 ミルク40cc
18時 1回 1回
19時   1回 1回
20時 1回 お風呂
21時 1回 1回 ミルク40cc
22時
23時 1回 1回 1回
合計 16回 3回 15回 体重2,950g(前日比-150)【睡眠】約6時間 【体温】36.8度 ミルク240cc

産声と泣声の違い

生まれてすぐの赤ちゃんが一番最初にすることがあります。
それは「肺に空気を入れること」です。

お腹の中では羊水でしたが、今度は代わりに空気を肺に飲み込む必要があります。
空気を肺に飲み込むことができたら、それを吐き出します。

そして「オギャー!」という「産声」をあげるのです。

ですから、赤ちゃんのオギャー!という「産声」は羊水でいっぱいの肺に空気を飲み込んだ際に吐き出す時に出ている声ということですね。

対して、泣声は親やお世話をしてくれる人に対して「何かして!」というアピールです。
産声は生まれてスグに出す声ですが、それ以外に泣いている場合は「泣き声」ということになります。

新生児仮死とは

前項で産声についてお話しましたが、生まれてすぐに産声をあげられない赤ちゃんもいます。
うちの子もそうだったんですが、生まれてすぐ1分間泣くことができずにいたと帝王切開の執刀医の先生から説明がありました。

分娩の過程で、胎盤から胎児に酸素が十分にいきわたらなずに出産直後に自力で上手に呼吸を開始することができずに胎児が仮死状態で生まれてくることを「新生児仮死」というそうです。

ただし現代の産科医療の技術により妊娠中の母体や胎児の情報を事前に得ることで、リスクの高い分娩に対して対応できるようになっています。

対策として・・・

  • 心音モニターの設置
  • 新生児医の立会

などがあるとのことでした。

仮死状態とは

仮死状態というものは、呼吸や循環機能が低く四肢の動きも鈍くなっている状態をいいます。

仮死の症状は・・・

  • 「心拍数」
  • 「呼吸」
  • 「筋肉の緊張」
  • 「反射」
  • 「皮膚の色の状態」

など全身の状態を総合的にみて判断するそうです。

仮死状態が軽症の場合は、後遺症が残ることはありません。

しかし、心拍がみられないほど重症化した仮死状態の場合は生命に危険がおよぶこともあります。
その場合は後遺症も残る確率があがってしまいます。

仮死の原因

新生児仮死のもっとも多い原因としてあげられるのは、分娩の途中で臍帯ねじれることで血管が圧迫され血流のながれが悪くなることです。
血液のながれが悪くなることで酸素が胎盤から胎児に十分に供給されなくなってしまいます。

また、早期胎盤剥離(胎盤がはやく剥離してしまうこと)で胎盤からのガス交換がうまくいかないという理由で仮死状態になることもあります。

その他に早産であったり、新生児の肺が未成熟で出生直後に肺に十分な空気をおくりこめず呼吸が困難になるという原因もあります。

うちの場合は帝王切開での出産でしたが、手術時に緊張して妻の血圧が急激にあがることが原因で新生児仮死の状態で生まれてきたのではないかという推測でした。

新生児仮死の治療

仮死状態でうまれ時は上手に産声をあげることができません。
その時は口や気道にある羊水を素早く吸引しつつ、酸素をあたえながら背中をさする処置が必要です。

足底を軽くたたく蘇生術も行われます。

重症な仮死状態の場合は、鼻もしくは口から管を直接気管に挿入して処置をほどこします。

そして、併発しておきてくる病気にそなえて「新生児集中治療室」に入院するなどして保温や酸素の投与などの治療を行うこともあります。

うちの子は重症化しなかったため、羊水を取り除いて酸素をあたえることで産声をあげることができました。

胎便吸引症候群

分娩時の仮死状態とは別の呼吸障害として、胎児が子宮内で仮死状態になることで苦しさから便をしてしまい羊水に含まれる便を出生時に肺に吸い込んでしまうことがあります。

これを胎便吸引症候群というのですが、これも新生児仮死で生まれた赤ちゃんに起きやすい病気です。

どんな症状を引き起こすのか

赤ちゃんの気道が胎便によりふさがれてしまい、せっかく吸い込んだ空気が肺にいくのを邪魔してしまいます。
そのため「呼吸困難」や「チアノーゼ」の症状を引き起こしてしまいます。

胎便吸引症候群の原因

子宮内で胎児が低酸素状態になると、胎児は苦しくなってしまいます。
そのため胎児は子宮内で便をしてしまいます。その胎便が羊水内に混入してしまい出生時に吸い込んでしまい、肺に入り込んでおこってしまうことが原因です。

胎便吸引症候群の処置

赤ちゃんの気管や気管支を洗浄してあげます。あわせて酸素もおくってあげます。

この処置は数日間おこなうことがありますが、その他の合併症や感染症を予防するために注意深く見守ってあげる必要があります。

赤ちゃんの生命力を信じる

帝王切開でのリスクは事前に知らされていました。また、妻は40代でしかも子宮内膜症という病気をした経験もあります。
総合的にみて様々なリスクは想定されていました。

帝王切開で生まれた子は肺が呼吸の準備ができていない段階で出生してきてしまいます。
呼吸の準備ができていないと一時的に呼吸回数が増えて一過性過呼吸という状態になることもあります。

病院からは考えたくはないリスクを説明されることもありましたが、一方で安心材料もあたえてくれます。

日本の新生児医療は世界的にみてもトップクラスだそうです。目も当てられない状況を目の前にしても小さな赤ちゃんを助けられるよう病院スタッフが全力でバックアップするよう万全を期していると心強い発言もしてくれます。

ニュースなどでも報道されていましたが、体重わずか268グラムの世界最小でうまれた超低出生体重児の赤ちゃんが5ヶ月の入院生活で無事退院したというのも記憶にあたらしいことです。
退院したときは、出生体重のおよそ12倍の3,200グラムになっていたそうです。これも日本の新生児医療のレベルを示すものといえそうです。

私達夫婦も心強い病院からのメッセージと、赤ちゃんの生命力を信じて身を預けようと思いました。

結果、新生児仮死という状態で出生しましたが執刀医の先生と帝王切開を担当してくれた病院スタッフの懸命の処置により赤ちゃんは無事に産声をあげることができました。

うまれて泣き叫ぶ赤ちゃんの溢れんばかりの生命力を目の当たりにすることもできました。信じてよかったと思いました。

もうすぐ1ヶ月が経とうとしていますが、これといって後遺症もみられません。
出生時におきた出来事なんて忘れているかのごとく、何事もなかったかのように赤ちゃんは日々成長しています。

新生児仮死とあわせて低出生体重児ということで体も小さいですが、生命力に関してはとてつもないものをもっていると信じています。
赤ちゃんの日々の様子は今後も記事にしていきます。私も毎日成長を間近に感じられる喜びに心が踊っています。


生後25日まとめ

今回はちょっと重苦しい話題になってしまいました。

あの新生児仮死での誕生から、もう25日も経ったんだと感慨深い気持ちでいっぱいです。
うまれたころは拳を全部口にいれこんで、必死に泣くのを我慢していたのがとても印象深くのこっています。

抱っこをしてあげると控えめに泣き叫んで何かをアピールしていました。

入院中から顔をひっかきまわして顔中傷だらけでした。退院してからも顔をひっかくので手にミトンをして防御策をほどこしました。

生後25日たった今でも顔をひっかくことはありますが、窮屈だろうとおもいこの日からミトンをはずしました。

妻も子の成長を後押ししようと、もっと母乳をあげたいという気持ちがあふれて焦っているようです。
もっと母乳をあげたいのに何で出ないのだろうと泣きだす日もあります。

私は不謹慎かもしれませんが、泣いているのを見て安心したりします。
なぜなら妻は子供をおもっているからこそ、感情があふれているからです。強い絆で結ばれている証拠と感じました。

そんな妻を尻目に赤ちゃんは元気いっぱいです。

朝からご機嫌でいい子にしてると思ったら、グズって泣き出したり
ミトンから開放された手を思いっきり口に放り込んでしゃぶりまくったり

毎日がとても騒がしく、とても新鮮で楽しい限りです。明日は一体何がおきるのでしょうか。楽しみで仕方がありません。