【5~6ヶ月】赤ちゃんとコミュニケーション「マイペース離乳食が言葉の発達能力を引き出す理由!など」
生後160日になりました。この時期になるとほとんどの赤ちゃんが離乳食へ突入することでしょう。
見守るおやとしても、離乳食は一大イベントのような出来事です。
その他、赤ちゃんと接する上で知っておきたい出来事を今回はまとめてあります。
前回の4ヶ月から5ヶ月の記事についは以下にまとめてあるので、気になる方はごらんくださいませ。
赤ちゃん密着24時(生後160日)
生後160日です。結構睡眠に関してハチャメチャになってきました。
この日も前日の20時には眠りに入りましたが、1時間後には目覚めてしまいました。
その後も3時間ほどのサイクルで夜泣きを繰り返し、明け方の4時以降は30分刻みにめざめて朝をむかえました。
けっこうキツイ夜勤となってしまい、夫婦で寝不足気味です。
こんな時は交代でお昼寝するのが定番です。赤ちゃんも眠いはずですが昼間はあまり寝ませんでした。
時間 | 尿 | 便 | 授乳 | その他 |
---|---|---|---|---|
0時 | 1回 | 1回 | ミルク120cc | |
1時 | ||||
2時 | ||||
3時 | ||||
4時 | 1回 | 1回 | ミルク120cc | |
5時 | 1回 | 1回 | ||
6時 | 1回 | 1回 | ||
7時 | ||||
8時 | 1回 | 1回 | 1回 | インクレミンシロップ ミルク120cc |
9時 | 1回 | |||
10時 | 1回 | |||
11時 | 1回 | ミルク120cc | ||
12時 | 3回 | 2回 | ||
13時 | 1回 | |||
14時 | 1回 | 1回 | ||
15時 | 1回 | ミルク120cc | ||
16時 | 2回 | 1回 | 1回 | |
17時 | お風呂 | |||
18時 | 1回 | ミルク120cc | ||
19時 | ||||
20時 | 1回 | |||
21時 | 1回 | ミルク120cc | ||
22時 | ||||
23時 | ||||
合計 | 15回 | 5回 | 10回 | 体重6,350g(前日比-100)【睡眠】約9.5時間 【体温】36.3度 ミルク840cc |
離乳食と言葉はつながってる!
ここで離乳食の目的を再確認しておきましょう。
一般的な概念として離乳食は「オッパイやミルクを卒業するまでの過程」であり、固形物を食べさせることが目的ではありません。
ですから、早い時期に終わらせようとか栄養をとるために沢山たべさせることが目的ではないということを理解しておきましょう。
忘れないでおきたいのが、離乳食は赤ちゃんの「食べるための能力」をどのように引き出してあげるのかを考えながら行うということです。
人は食事をするときに、食べ物を噛んだり飲んだりします。
その際には下や唇、そして顎といった器官を上手につかっておこないます。
これら食べる時に必要な器官は、ことばを話すためにも重要な役割をになっているのです。
先程、離乳食の目的を再確認しました。
この目的を忘れて離乳食の進み方を間違ってしまうと、赤ちゃんは上手に噛むことができずに口いっぱい頬張るように丸呑みして食事をするようになってしまいます。
離乳食の影響は食事だけでなく、言葉にもつながっていますので「言葉の発音」がハッキリしないなどの問題も引き起こす可能性がでてくることでしょう。
しかし神経質にビクビクして離乳食をおこなう必要もないので安心してください。
目的意識を忘れずに、赤ちゃんの様子をみながらゆっくりとマイペースに離乳食をすすめていきましょう。
マイペース離乳食
これまでの赤ちゃんは口や喉などの構造上、飲むことと呼吸を同時におこなうことが出来ました。
成長に必要なオッパイやミルクを喉から食道に流し込んで、口をあけたまま乳首をくわえて食道に送るだけですんでいました。
しかし4ヶ月を経過して5ヶ月にもなると、喉や口の中のおおきさや形状も変化していきます。
今まで通りの飲み方ではミルクが気管にはいってしまう恐れすらあります。
なので気管の入り口にしっかりと蓋をする必要がでてきたのです。
そのために口を閉じて気管にふたをする「ごっくん」という飲み方である嚥下を習得することが大切です。
嚥下というものは時期がくれば自然に身につく動きではあります。
赤ちゃんのうちには大人が上手に嚥下ができるよう、手伝ってあげることも出来ます。
離乳食の目的として、まず「嚥下」をマスターするために「ごっくん」の練習からスタートしてみましょう。
サラサラとした液体はむせやすいので、ドロッとした状態ではじめることが適しています。
赤ちゃんは生後2ヶ月目くらいから指しゃぶりを活発におこないます。
4ヶ月目になると玩具やガラガラを手にとって、すぐに口に運んで夢中になってなめている様子がみてとれました。
また自分の足の指までしゃぶりだしてきましたね。
これらは全て食べ物をたべるための準備としておこなってきたものです。
オッパイやミルクを飲むための、乳首以外のものが口にはいっても違和感ないように練習していたのです。
赤ちゃんなりのペースでこれまでやってきたのですから、離乳食もマイペースにおこなっていってあげましょう。
声マネは続けよう☆
赤ちゃんとのコミュニケーションの発達を考えるうえで、今の時期だけでなく今後も引き続き大切にしたいことが声マネを続けるということです。
誰かに見られていると恥ずかしいかもしれませんが、出来るだけ赤ちゃんの出す声や音を真似して返事してあげるようにしましょう。
赤ちゃんが「あーうー」と言ったら、あなたも同じような高さの声で「あーうー」と返してあげてください。
以前に母語で真似るという記事をまとめました。
この母語というのは我々であれば日本語です。
これは意識せずとも、赤ちゃんの「あーうー」をマネて返せば自然と母語である日本語で大人は返すものです。
英語を日本人にわかりやすく発音するときと一緒です。
赤ちゃんは自分が適当に発した声を、きっちりと母語でマネてかえしてくれることで日本語で使われている「発音」を少しずつ認識していきます。
大人は自然と返していたとしても、赤ちゃんにとっては日本語らしい「音」で返ってくるので音韻体系として身についていきます。
それに赤ちゃんの声に大人が反応してくれなくなると、少しずつ赤ちゃんは声を出さなくなってしまいます。
積極的にマネたり、声に反応したりすると赤ちゃんも楽しくなって声を出すことが大好きになっていきます。
自分が声をだすと目の前のひとがマネをして返してくれる。ということを理解してくると面白い反応もみることができます。
赤ちゃんが声を発した後に、すぐに返さないで1秒くらい間をあけると返事を楽しみに待っている様子や表情をみることもできるようになります。
これは一種のコミュニケーションの基本が身についてきている結果であって、自分が話し終わったら口を閉じて相手が話すのを待つというやりとりが理解できたことを意味します。
わかりやすい遊びを好む時期
もはや赤ちゃんの遊びとイコールのような「いないいないばあ」や「たかいたかい」はこの時期ドはまりとなります。
以前から歌い聞かせていれば、特定の童歌や簡単な手遊びにも慣れてくるはずです。
そうなってくるとわかりやすく決まりきった遊びは、赤ちゃんの好みになりちょっとした仕草でも「あの遊びがはじまる!」とワクワクして待っていることでしょう。
それは記憶力も発達してきたことを意味しています。
笑顔で手を広げながら「たかいたかい」しよう♪というと、手足をバタつかせながら喜ぶ状態もみられます。
遊びだけでなく、哺乳瓶をみせただけで飲みたくて泣き出すこともあるでしょう。
もしくは待ちきれずに「うーぉー」と声を出す子だっているかも知れません。
記憶力がアップしたとなると「違いがわかってくる」ことで良くも悪くも、赤ちゃんの成長を目の当たりにする場面もでてきます。
今までずっと近くでお世話をしてくれていた、お母さんやお父さんと以外の人の区別もつくこととなってきます。
違いがわかることで、お母さんにはべったりだけれどお父さんだと泣くという寂しい事態に陥ることだってあるでしょう。
これらは「人見知り」や「場所見知り」にもつながっていくこととなります。
わかりやすい遊びによって記憶力も養われて、違いの分かる赤ちゃんへと発展していくのですね。
呼びかけには反応を♪
この頃の赤ちゃんは、自分から離れた場所にいる人に対して声を出すことで注意を自分に向けさせようとする行動にでることがあります。
赤ちゃんがアナタの方をむいて、声を出したりしたら「なにかな~?」「よんだ~?」など何でも構わないので返事をしてあげるようにしましょう。
そうすると反応してくれたことを喜ぶような仕草をみせてくれることもあります。
これを繰り返していくと赤ちゃんは人とコミュニケーションをとることが大好きになります。
ですから、赤ちゃんが発した声などには積極的に応えてあげるべきなのです。
もしかしたら声ではなく手や仕草で呼びかけることだってあるかもしれません。
手の動きは以前よりも上手に使えるようになってきています。
まだまだ握った玩具を自分で離すことが出来るほどの発達はしていません。
玩具を握ったままの時に、あたらしい物を差し出すとそれを掴む拍子に離すことはあります。
赤ちゃんと声やオモチャで遊びながらコミュニケーションをはかると共に、呼びかけにも応じながら楽しく成長を目の当たりにできると良いですね。
因果関係で愛着を深める
5ヶ月にもなってくると、こちらの言っている事を理解しようとするような素振りをみせることもあります。
赤ちゃん自身も欲しいものに手をのばして意思表示をはじめます。
笑わそうとすると笑顔で答えてくれると嬉しいですよね。
一方通行だったコミュニケーションも次第に、お互いで活発になってきたということを実感することができます。
赤ちゃんは興奮度がぐんと上がって、その後すぐに安心できるような遊びが大好きです。
これを繰り返していくことで、お互いに気持を共有して愛着関係を深めていくのです。
安心できる時間と場所が赤ちゃんの心の中にできていくと、どのような変化がおきてくるのでしょうか。
ある程度予測ができるようになってくると、これがあるとこうなるという初歩的な因果関係について理解する能力もあがっていきます。
この基本的な因果関係は言葉に発展したり、認識したり理解する能力に芽生えていくことでしょう。
なのでこの時期には積極的に、体や言葉そして表情をまじえたコミュニケーションをとりつつ赤ちゃんと楽しく遊んでみてください。
「たかいたかい」や「いないいないばあ」といった因果関係がわかりやすい単純な遊びを好みます。
これが、赤ちゃんは興奮度がぐんと上がって、その後すぐに安心できるような遊びといえます。
安心をあたえてくれる人が親であれば、赤ちゃんにとっては最高の出来事となります。
このような経験を親子で共有して繰り返していくことで愛着関係を深めていくこととなります。
生後160日まとめ
さて生後160日目でした。
今回は離乳食と言葉の関係についてや、この頃の赤ちゃんと出来るコミュニケーションを中心に記事にしました。
離乳食となると、栄養ばかりに考えがいきがちですがあくまで食べることを目標としたトレーニングであることを忘れないようにしたいですね。
うちの子も食への興味をもったもらうために、自分たちが食べている姿をみせることからはじめたばかりです。
だんだんと口をもぐもぐさせたり、上体が前のめりになったりと興味をもちはじめたようなきがします。
ということはそろそろ離乳食もスタートしてよいのかもしれません。
妻は歯科衛生士なため、現在は赤ちゃんの歯について勉強を開始した模様です。
やはり大人の歯の知識と赤ちゃんとでは違うようですね。
このあたりの専門家の知識をフル活用しながら、今後はマイペースに離乳食もすすめていきます。
あとは赤ちゃんとの会話も大切にしなければいけませんね。
私のように人との関わりが苦手になってもらったら、世の中生きにくいことは身を持って知っています。
赤ちゃんと一緒に少しずつ自分もかわれるように、コミュニケーションの練習をしなくては(´・ω・`)