【小児科の先生に聞いた】なぜケイツーシロップが必要?「ビタミンKが不足すると起こる突然出血とは」(生後3ヶ月迄)

【ケイツーシロップ】なぜ必要?小児科で聞いた「ビタミンKが不足すると起こる突然出血とは」(新生児メレナ)

【ケイツーシロップ】なぜ必要?自費だといくら?小児科で聞いた「ビタミンKが不足すると起こる突然出血とは」(新生児メレナ)

妻が帝王切開のため入院をしていた頃、丁度産後1日目にケイツーシロップなるものを看護師さんがもってきてくれました。
入院中は病院から投与してくれるそうですが、退院後のケイツーシロップの投与は任意で継続することができると説明されました。

はてさて、ケイツーシロップってなんぞや?そしてビタミンKが不足すると赤ちゃんにどんな脅威が訪れるのでしょうか。
処方を迷っている方には、恐ろしい赤ちゃんの突然出血「乳児ビタミンK欠乏性出血症」新生児メレナについても知っておくべきかと思います。

ケイツーシロップのことを退院してからですが、いろいろ調べた上で疑問点を小児科の先生にきいてみたり自分なりにまとめてみたのでご紹介していきます。
まあ、ほとんどの方は赤ちゃんにケイツーシロップを飲ませていると思います。でもその大事さが我々夫婦も理解していなかったので参考になればと思いまとめました。

ケイツーシロップとは

オレンジ味で美味しいケイツーシロップには、ビタミンK2が1ml(1回分)に2mg入っています。
妻も赤ちゃんが服用し終わったスプーンを舐めて味見したところ「美味!」といっていました。

そしてケイツーシロップに含まれるビタミンKの働きは、出血した際に血液を固めて止血してくれる因子を活性化させる役割をもっています。
またビタミンKは、その他に骨や血管の健康に役立つビタミンとしても知られています。

人体に欠かすことのできない細菌である大腸菌もビタミンKをつくりますが、生後しばらくは腸内にビタミンKは少ない状態です。

産まれたばかりの新生児赤ちゃんは腸内に細菌も少なくビタミンKが不足しがちなため、それを補う役目として予防的にケイツーシロップの投与が必要なのです。

なぜ投与が必要なのか

なぜケイツーシロップの投与が必要なのかをもう少し詳しく説明していきます。

主に「乳児ビタミンK欠乏性出血症」新生児メレナの予防のためにケイツーシロップを赤ちゃんに飲ませます。

この病気の原因はビタミンKが欠乏することによって、突然赤ちゃんが出血を起こす疾患です。
先程の説明にあった通り、赤ちゃんはビタミンKの蓄えが不足しやすく産まれてきます。

お母さんの母乳にもビタミンK自体はあまり含まれていないため、赤ちゃんはビタミンKを直接補う必要があるのです。

自費と言ってもそれほどじゃない

え!自費なの?保険きかないと高そう・・・。と単純に思ってしまいそうですが、そんなに気構えるほどケイツーシロップは高価なものではないです。

ひとそれぞれ価値観はありますので一概にいえませんが、病院では全10回分で1,000円程度でした。
1回100円くらいということになります。これが高いか安いかはアナタ次第といったところでしょうかね。

生まれたばかりの新生児で、何が起こるかわからないという考えて我が家は躊躇なくケイツーシロップを処方してもらいました。
おそらく同じような考えで、入院中に処方してもらう人は多そうです。

育児や出産経験が豊富な方はどうしてるんでしょうかね。
中には不要といって断るひとも稀にいるという話は病院で助産師さんからチラッとききました。

以降で「乳児ビタミンK欠乏性出血症」新生児メレナについて説明していますが、ビタミンKが不足するとどうなるかについても正しい知識を身につけたほうがよさそうです。
そのうえで判断するというのも選択肢のひとつですからね。

投与スケジュール

ケイツーシロップは、出生から生後3ヶ月間の週1回赤ちゃんに投与します。
3ヶ月間なので1回分2mgを合計12回飲ませてあげることになります。

3ヶ月のうち病院で2回、1ヶ月健診で1回投与してくれる方もいると思います。
その場合は残りの9回分を各家庭で赤ちゃんに与える必要があります。

うちの場合は、入院中の退院指導後にケイツーシロップを10回分渡してくれました。(1回分は予備として)

ケイツーシロップは週に1回なので、曜日を決めて赤ちゃんに飲ませてあげることを勧められました。
飲ませてあげる時間ですが特に指定はないようです。可能なら日中にケイツーシロップを飲ませてあげるとよいですよと言われました。

1ヶ月健診の時に病院でケイツーシロップを飲ませてもらった時はご家庭ではお休みとなりますね。
健診を休んだときには、予備でもらった1回分のケイツーシロップを与えてあげましょう。

赤ちゃんへの与え方

ケイツーシロップはなるべく水とかで薄めずに、原液のまま赤ちゃんに与えるようにします。
赤ちゃんのお口に合うような小さいスプーンに、ケイツーシロップの原液を少しずつ取り分けながら無理なく口に流し込むように飲ませましょう。

ケイツーシロップを飲ませた後のスプーンは毎回殺菌などをするか、新しいものに替えるなどして衛生的に気をつけるようにしましょう。
赤ちゃんがお腹いっぱいのときにはケイツーシロップを飲まないかもしれないので、おっぱいの少しまえにあげると良いかもしれません。

ビタミンKが不足すると…

可愛いくて大切な赤ちゃんに起こってほしくはないですが、ビタミンKが欠乏してしまうとどのようなリスクが潜んでいるのでしょうか。

まず、ビタミンKとは血液に大きくかかわってくる栄養素となります。
出血した際に血液を固めてくれて止血をしてくれることにより、さらなる出血を防いでくれます。

骨や血管にも大きく関わっているため、頭蓋骨内で出血がでてしまうと後の不良因子ともなる恐れが出てきます。

特に赤ちゃんは出生間もない時期に大きな病気を患ってしまうと大変なことになります。
できるだけリスクを減らすということも必要になってくるので、血液関係の病気にならないよう予防が必要ということですね。

乳児ビタミンK欠乏性出血症

ビタミンKが不足すると起こる突然出血「乳児ビタミンK欠乏性出血症」新生児メレナとは一体どんな病気なのでしょうか。

大まかにはビタミンK欠乏症により消化管出血が起こる病気です。
病院でも投与されているとおり、出生直後と退院時に予防的にケイツーシロップを投与してくれます。

任意ではありますが実費でその後も投与するかを病院から聞かれると思います。
そのようなこともありケイツーシロップのおかげで、ビタミンKが不足すると起こる突然出血「乳児ビタミンK欠乏性出血症」新生児メレナは減少傾向にあるそうです。

症状

生後5日くらいまでの赤ちゃんが吐血や下血を起こしてしまいます。
下血の場合は、見てわかるような出血だけでなく便が黒っぽい血便になることもあります。

皮下出血やさい出血、ごくまれに頭蓋内で内出血を起こすこともあります。

これらのように新生児の赤ちゃんの消化管から出血している場合を「新生児メレナ(真性メレナ)」と呼びます。

その他、お産の時にお母さんの血液を赤ちゃんが飲み込んでしまったり
授乳時にお母さんの乳首が切れることで出血が起こり、おっぱいと一緒に血液を飲み込んでしまうこともあります。

これにより赤ちゃんが吐いてしまったり、便をした際に血液が出ることもあります。
この場合は「新生児仮性メレナ」と呼ぶそうで心配はないとのこと。

原因

原因としては再三となりますが血液を凝固するために必要な「ビタミンK」の欠乏によるものです。

新生児の赤ちゃんは元々、体内にビタミンKが少ないからです。
さらにビタミンKを作ってくれる腸内細菌から自力で取り込むことが難しく、母乳にもあまり含まれていないからです。

対処法

新生児メレナ(真性メレナ)の場合はビタミンKの投与が必要です。

出血量が多い場合や、出血が止まらないときには少量の新鮮血輸血が有効となります。

仮性メレナの場合には特に対処は必要ないとのことですが、病院で診断するために検査で血液に含まれるヘモグロビンが成人のものなのか赤ちゃん自身のものなのかを調べる必要があるということでした。


ケイツーシロップまとめ

今回はケイツーシロップとビタミンKについてまとめてみました。

お産を経験した方は病院から必ずケイツーシロップのことを説明されると思います。
自費なのでどうしようと悩むと思いますが、それほど高い額ではないのでリスク回避と予防のために家庭でも続ける方が多いのではないでしょうか。

妻もちょっとケイツーシロップを舐めてみたようですが、オレンジ風味で美味しいと話していました。

赤ちゃんはケイツーシロップを投与始めの頃は、ふつうに美味しそうに飲んでいて安心しました。
でも最後の方の3ヶ月近くなると、味がわかってくるのか気に入らない味なのか嫌な顔をするようになりましたw

出血関係の病気はホント恐ろしいので親としては気をつけていきたいですね。大事な大切な赤ちゃんですから。